最近 パンケーキが流行中のようです。表参道やら湘南のレストランでは何時間も行列をするそうです。
お台場に噂のBillsが出店しているの見つけ、リコッタパンケーキをテラス席で愉しみました。
リコッタパンケーキ@Bills Daiba
イギリスでパンケーキと言えば、イースターのレント前日に食べるパンケーキ。
レント(Lent)はイースターの40日前から始まり、日本語では受難節。キリストが復活するまでの苦しみを分かち合うという意味で、クリスチャンが祝宴の自粛や断食をするそうです。(日曜日はカウントされないので正確には46日前)
真剣に断食する方をお見かけしたことはないですが、ずーっと昔は日没後に一日に一回だけ食事をしたとか。そうなると私の中ではイスラムのラマダンとごっちゃです。
しばらく自由に食べられないとなると、前日にがっちり食べとこうとなるようで、カーニバル(謝肉祭)は、レント前に御馳走を食べお祭りをする最後のチャンスとして華やかに行われるようになったそうです。
英国の家庭で親しまれているパンケーキデーでは、断食期間中にたくさん摂取できない卵やバターなどでつくる栄養のあるパンケーキを食べて、レントを乗りきろうということで始まったようです。パンケーキデーはミニミニ謝肉祭というところですね。もっともこの季節は秋に収穫したものが残り少なくなり、春野菜などが食べられるようになるまで食料が底をつく期間で、最後の小麦粉がパンを焼くほど残っていなくてパンケーキを作るしかなかったのだろうという話も聞きました。
Billsのパンケーキはリコッタチーズが入った生地をふわふわに焼きあげてハニカムバターとバナナを添えていただきました。お好みでメープルシロップもかけます。
イギリスで友人と作って食べたパンケーキはもっと薄くて、カスターシュガーを振りかけただけのシンプルなものでしたが、お砂糖が少し熱で溶けてパンケーキの端っこが少しカリカリして濃いミルクティーと良くあって美味しく楽しくいただきました。