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Happy Easter

いつもより寒い春ですが、それでも今日はイースター。
温かい紅茶をポットにつめて、ちょっと散歩に行ってみたい。


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2010年6月17日木曜日

おいしいUK -コーニッシュパイ-

今食べたいもの、それはコーニッシュパイ♪

これは餃子ではありません。似てますけど。大きさは色々ですが通常両手の掌を合わせたぐらいです。コーニッシュパスティという方もいます。

中身は色々。かつてはコーニッシュ地方の炭鉱で働く鉱夫達のランチだったそうです。マッシュポテトにひき肉と荒みじんにした人参や玉ねぎを混ぜたものを中身にしていることが多いです。上手に包める人は中を二つに仕切って、片方にメインディッシュのポテトやお肉、片方にリンゴを入れて焼いたそうです。これを布に包んで坑道に入り、一日太陽を見ることもなく働いたという話を聞きました。お弁当箱は要りません。食べきってしまえはポケットにその布を入れて帰宅するだけ。とてもエコ、もっともその頃は貧しかっただけのことだと思いますが。

昨年ロンドンからグロスターの大聖堂を見るツアーに参加したところ、Cornish Bake Houseというお店のコーニッシュパイを軽食としていただきました。おいしかったです。ロンドンのあちこちにお店がありますよ、とツアーの担当者がおっしゃっていました。ロンドンに行かれたら、試しに召し上がってみてください。

2010年6月13日日曜日

銀のティーポット 追記

今となっては誰に聞いたか定かではないのですが(アンティークのクラス?はたまたアフタヌーンティーを教えてくださったヒル夫人?)、シルバーの食器を使用する裏事情は、当時流行っていた毒薬による暗殺から身を守るためだとか。銀の器に毒が化学反応することがあって、暗殺されにくくなるからとのこと。確かに木の器に毒が反応するとは思えませんが。銀に反応する毒って、何だったのでしょうか。

2010年6月9日水曜日

テーブルコーディネート 銀のティーポット

銀のティーポットが正式?
いえいえ、アフタヌーンティーは一部のお金のある人々だけの習慣でした。お茶はとても高価な嗜好品だったので、よりゴージャス感を楽しむためにシルバーの茶器が作られました。で、よりお金持ちの王家では、金のティーポットを作りました。磁器の茶器も当時は中国からの輸入品でしたので、シルバーで作るのと同じように高価なものでした。とにかくティーポットはお高い物でした。

ですので、銀製も陶器も同格の茶器です。銀のティーポットの良いところは、持ち運ぶ際に磁器のものより壊れにくいことです。欠点は、年に一度は半日かけて磨かないと真っ黒になることと、お湯が冷めやすいことです。おもてなしには、ゲストの気分が高揚しますし、話題を提供するのでホステスとしては便利なものです。

2010年6月7日月曜日

テーブルコーディネート -卓上花 2 陶花-

陶器の花、陶花ってなあに?

写真のような置物をご覧になったことはありますか。イギリスのお宅に行くと、通りから見える窓辺に置いてあったり、ベッドサイドテーブルに飾ってあったりします。テーブルが寂しいけど生のお花が手元にない時や、アレルギーなどで生花が苦手というゲストにはこういったものを使うことも問題ありません。

ただ、昔 香港フラワー、今 シルクフラワーと呼ばれている造花でのデコレーションは見たことがありません。個人的にはテーブルの上が埃っぽくなるので使用は避けています。

2010年6月4日金曜日

テーブルコーディネート -卓上花 1-

お客様からの質問に ”アフタヌーンティ-のテーブルに花は必要ですか。”というのがあります。

アフタヌーンティーの場合、茶道の床の間の花のように必須というわけではありません。
テーブルのサイズとティーセットのサイズとお菓子の量、色見とのバランスで考えるのをお薦めします。小さいテーブルでティーセットやお菓子で一杯です、という場合、サンドイッチの飾りに食べられるお花を一輪、これで十分です。薔薇の花弁を散らす。これも素敵な演出になります。
テーブルが大きくて、茶器をのせ、お菓子を出してもなんだか寂しい。そんな時にはテーブル花を用意します。注意する点は、香りと高さ。お茶の香りを消してしまうユリのような強い香りのものは避けます。また、人と人の視線を遮ったり、テーブルクロスの揺れで倒れてしまうような高さのあるアレンジも避けます。

それさえ気をつければ、あとは厳密なルールはありません。野に咲く花を組み合わせても素敵なアレンジになります。陶器の花もよし、プリザーブドフラワーもよし。野菜を花のようにアレンジするもの一時流行りました。