イギリスの城や古い邸宅で冬に行われるイベントに、中世のクリスマス体験があります。
デコレーションは日本と同じように変わらない生命力を象徴して蔦、松などの常緑の葉を使い、林檎やオレンジを始めとする赤い実を指し色にします。松ぼっくりも飾ります。人が中に座れる程大きな暖炉に丸太を入れ暖をとり、テーブルにはたくさんの木の実、干し葡萄。羊や兎、鳥の丸焼きやパイ包み、グリルされた鮭。ビールにホットワイン。当時はまだ紅茶や砂糖はありません。
ホットワインはMulled Wine(マルドワイン)と言い、この写真のように赤ワインの中にオレンジや林檎、干し葡萄、生姜などを入れて煮ます。甘みは蜂蜜を使います。香草や香辛料も入れたようです。現代のマルドワインはシナモンやオールスパイスをお好みで。お腹からとても温まります。
当時の灯りはもちろん蜜蝋ですが、体験会では普通に電灯でした。キャンドルと暖炉の灯りだけのクリスマスパーティーを想像しながら、ミンスパイとマルドワインをいただきました。
2011年12月14日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿