茶話会3月うさぎでずっと販売している紅茶です。なぜか憂鬱な貴婦人という名前。おそらく中に入っているブルーマローの花びらの色からとったのだと思うのですが。味は柑橘系の香りがして、憂鬱とは程遠い爽快感があります。少し燻した感じの茶葉の味に柑橘系のすっきりした味が見え隠れする、ちょっと不思議な味です。ぜひお試しください。イギリスで在学していた学校から紹介されたコーヒーとお茶のお店で飲みたいお茶があればどうぞ、と言われ、最新のお茶をとお願いしたら、出してくださいました。とても衝撃的な味で、帰国の時にはこれを持ち帰ろうと決めました。
その後、コース終了後、ホテルやレストランでアフタヌーンティの研修をしつつ、紅茶会社での研究先を探しました。偶然3人もの人が推薦してくださった茶葉の輸入会社で、研修させていただくことが叶いました。師匠のティーブレンダーとの雑談の際、Blue Ladyというお茶が美味しかったという話をしたところ、うちで卸してるよ、持ってく?と言われ、輸入販売契約をしていただけることになりました。素敵な偶然。本当にラッキーです。
Blue Ladyはピンク、イエロー、ブルーと茶葉の中にハーブが混じってとてもきれいです。このブレンドはドイツ原産です。ドイツでは今でもお茶というとハーブティーを出すことが多いと学生寮で知り合ったドイツの女性が説明してくれました。彼女の家ではお祖母様の影響でお茶といえばカモミールティだそうで、寮で飲んでいたのもドイツから持参したカモミールティでした。自宅へのお土産にイギリスのカモミールティーを買っていました。地方によって飲むハーブが違うと言っていたので、ドイツに行った時、町のお茶専門店をのぞいたところ、コーヒーや紅茶の分量と同じぐらいの様々なハーブティが棚を占めていました。
飽きてしまった紅茶や緑茶に、薔薇の花びら、金柑の皮のみじん切り、生姜のすりおろしなどをほんの少し足すとオリジナルのお茶になります。ハーブティーの中身と茶葉のハーフ&ハーフ。とんでもない味になることがありますが、意外なおいしさを見つけることもあります。
2010年5月31日月曜日
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